2025年12月7日、神奈川県大磯町の大磯プリンスホテル周辺で「第20回湘南国際マラソン」が開催され、フルマラソンや10kmなど全種目で約2万3,000人が参加しました。大会は使い捨てカップやペットボトルを使わないマイボトル・マイカップ方式を継続し、ごみ排出量の削減に取り組みました。

同大会は2022年から「ごみを出さない大会」を掲げ、環境配慮型イベントとして運営を続けています。スタート前に防寒ウェアを回収し後で返却する「クリーンスタートプラン」には今年約3,000人が参加し、初回約700人から大幅に増加しました。路上のごみも少なく、湘南の海岸線と富士山を望む景観を損なわない大会づくりが進んだ形です。

競技面ではフルマラソン女子で高野温菜選手が2時間41分01秒(大会概要欄では2時間41分16秒)と、従来の大会記録2時間44分53秒を約3分更新しました。男子は滑和也選手が2時間25分09秒で優勝し、2位に1分以上の差をつけました。10km一般男子は葛窪千晴選手(32分48秒)、同女子は蟻塚真衣選手(37分06秒)が制しました。

また、環境配慮を掲げるオーストラリアの「ローンセストン ランニング フェスティバル」とのパートナーシップにより、相互派遣されたGretchen Creighton選手が10km女子高校生で優勝するなど、国際交流も進展しました。大会と同じ号砲でスタートするカヌー・サップレース「Shonan Marine Race」も行われ、陸と水の競技が同時進行する湘南独自の風景が生まれました。

次回「第21回湘南国際マラソン」は2026年12月6日(日)の開催が予定されており、募集開始は同年春ごろとされています。今後は、後日公表予定の環境負荷分析の結果を踏まえ、ランナー体験と持続可能性を両立させた大会モデルとして、国内外のマラソン運営にどこまで影響を与えるかが注目されます。

【大会情報】

大会名 第20回湘南国際マラソン

開催日 2025年12月7日(日)

会場 大磯プリンスホテル(神奈川県中郡大磯町)

主な種目 フルマラソン/ファンラン10km/ファンラン2km/ラン&ウォーク1.4km

大会公式サイト https://www.shonan-kokusai.jp/

source: PR TIMES

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